2018年度の税制改正において、年収800万円超の会社員や高収入の年金受給者は税負担が増える見込みだ。高所得者と言えど何もしなければ税負担が増すばかりだが、ふるさと納税やiDeCoを使えば増税に備えることができる。また富裕層こそ効果が大きいふるさと納税を用いた社会貢献の方法を紹介する。

年収800万円超の会社員は給与所得控除の縮小で増税に

ふるさと納税
(画像=PIXTA ※画像はイメージです)

「控除」というのは「差し引く」という意味だ。給与所得控除というのは、サラリーマン等の給与所得者のいわば「経費相当」として税金計算時に差し引ける金額である。靴やベルト等、ビジネスに欠かせない部分を個別に申告せずに、「この収入の人は控除がいくら」と決められている。差し引ける金額が縮小すれば、税金は増えることになる。

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